おばあちゃんと握手!不甲斐ない気持ちになりました。自分に置き換えると・・・

月参りにお伺いしました。
『おはようございます』と玄関でご挨拶して、ご主人に出迎えられましたが、ご主人の様子いつもと違って感じた。そういえば、先月はお寺に電話があり、今月は家を空けるので月参りは遠慮しますとの事だった。お経を読み終わりました。いつも後ろで手を合わせて下さるお婆ちゃんの姿が見えないので、心配になって、『おばあちゃん、元気ながいろ?』と尋ねると、体調が悪化して、物も食べられない状態だとの事でした。『ばあちゃんの顔を見てく?』と言われ、おばあちゃんが寝てらっしゃる部屋に通して頂いた。とても痩せられて、点滴の管が目に入ってきた。とても悲しくなった。おばちゃんに『月参りに伺ったよ!』と伝えると、小さな声で『ありがとう』とおっしゃられ、手を伸ばしてこられた。コロナが流行り出したので、一瞬躊躇したが、握手させて頂いた。弱々しさが伝わって来た。その後、おばあちゃんにかけてあげる言葉が見つからなかった。仏法は亡くなってからのものではなく、今の自分を力強く歩ませて貰う為の教えだと思ってます。そしてその教えを伝えて行く事が私の責任だと思ってますが、それができませんでした。『またお参りに来るから!』とお別れした。