仏具はどうやって磨くの?(磨き粉の場合)

アルボン
仏具は専用の磨き粉があります。なかに目の細かいコンパウンドが入っています。
これを用いて磨きますが、ちょっと注意が必要です。
金メッキ、セラミック等の加工がしてある場合は磨く必要がありません。
万が一磨くと金メッキ・セラミック加工が削れる恐れがあります。
一般的な金メッキ・セラミックなどを表面に加工してない真鍮製を磨く際には、
新聞紙を使いやすい大きさにし、磨き粉を新聞紙に少しとり磨きます。
新聞紙は硬さもちょうどよく、きれいに汚れが取れます。
また、新聞紙の入り込めない、彫り部分は使い古しの歯ブラシを使うと便利です。
ガンコな汚れ傷は、仏具工場で磨き直しします。
これはもう“これがうちの仏具!?”というくらいピッカピッカになり、びっくりされます。


おりん磨き
最近では磨くのが面倒ということで
既存の真鍮仏具に金メッキ加工してほしいという要望も多くあります。
法要、祝い事、お盆前にいかがでしょうか?  
※鋳物仏具(真鍮)に金メッキ加工しても、緑青がでることがあります。
御理解ください。
理由
鋳物仏具には表面に細かい穴(す)があります。
その鋳物仏具をメッキ前処理で酸を使い洗います。
金属の目に入った酸、水分が地金内部から完全に蒸発しない為と
金メッキは水槽を使って加工する為、地金内部に水分・酸が残るのです。
その水、酸が時間が経つにつれ化学反応を起こす原因の1つになります。