大越新聞　No.15（2020年11月号）　大越仏壇

大越新聞　No.15（2020年11月号）

発行：株式会社大越仏壇　編集：海原
住所：富山県高岡市福岡町下老子736番地
電話：本社（0766）64-4070 本店（0766）64-3315

報恩講参加

報恩講とは、浄土真宗を開かれた親鸞聖人の御命日の前後に行われる法要です。浄土真宗においては、一年の中で最も大切な法要とされていますが、今年は時間を短縮したりお斎（食事）をなくしたりと、コロナ対策を工夫されておられました。
ご法話では、「南無阿弥陀仏」と唱えることの大切さを再確認しました。私たちに降りかかる事象は全て阿弥陀様から頂いたもので、それを幸とするか不幸とするかは私たちの捉え方次第だと聞いて、はっとしました。阿弥陀様への感謝をもって手を合わせたいと思います。(橋本)

イオン店コラム

先日、念珠修理を承った時のお話ですが、「この念珠は、直す価値のあるものでしょうか？」とお尋ねになられ、「お客様にとりまして思い入れのあるものでしたらそれは直す価値のあるものなのでは…。」とお茶を濁すような返答に、お客様ははっと！とされ「ほんとうですね、そうですね、馬鹿な質問をして申し訳なかった。おばあちゃんに貰った数珠で、自分にとって大事なものですので直してください。」という流れにて、商品が仕上がり受け取られる際も、何度も何度も「あ～直してよかった、あ～良かった、綺麗にして頂いてありがとうございます。」と、此方が恐縮する程でした。
このお客様は、修理したお念珠を見るたびにおばあちゃんを思い出し、このお念珠を大切にされていかれると思うと、幸せな気持ちにさせていただきました。手前どもこそありがとうございました。（イオン店　Ｔさん）

大越工房ＮＥＷＳ

大越工房では、寺院様のお仏具の修復も承っております。先日は、高岡のお寺様から仏像様の修復を承りました。お預かりした際は台座が高く、光背が宮殿の天井に当たってしまっていましたが、台座と光背の高さを調整しながら修復したことにより、寸法にぴったりと合った状態でお納めすることが出来ました。

ご住職様と奥様にも大変お喜び頂き、「皆さん綺麗になったのに気づいてくださるかな」と嬉しそうにお話しされておられたようです。ただ綺麗にするだけでなく、お寺様に寄り添った修復が当社工房の自慢です。もし、修復をお考えのお仏具がございましたら、ぜひ一度当社にお声がけ頂けますと幸いでございます。（髙栁）